旅_高知_DAY4_20190429_月

 やれやれいよいよ帰れるぞ、この高知から東京へ。
 雨の降るGW4日目は高知城近くの図書館、オートピアにて書いている10:00だ。とてもリッチな図書館だ。高知県はお金が余ってるんだな。こんなにリッチな図書館は初めてかもしれんな。おまけに雨だってのに利用者はとても少ないときたもんだ。
 練馬区のボロ図書館と交換してほしいよ。床は絨毯だし、木材を多用しているしね。(おまけにwifiもとんでる)(おまけに小学生がネトゲで遊んでいる)

 奥田英郎の「野球の国」というエッセイに半ば感化されて出た今回の旅だったが、その沖縄編で著者が『今回の旅の後半は完全に失敗だった』とこぼすシーンがある。
 同じようにこの高知の旅も、後半は完全に失敗だった。2泊3日が丁度良かったらしい。

 どうして雨の日ってのはこうも気分が乗らないもんなのだろうか。
 どうしてセンスの良いご婦人ってのはこうも気持ちの良いもんなんだろうか?(そのたびに自分の服を見直そうと思う。)

 帰りの飛行機は18:55高知空港発だ。やれやれ、出発までやることもないので、図書館を出たあと、ふたたびあたご劇場へ向かう。そして前と同じ映画を同じ席で見る。ふむふむ前見逃した15分はこんな内容だったのか。しかしまあ、2回も見れるってのはなかなか味のある映画ってことになるなぁ。なんて思いつつ。

 ちなみに今回は受付にどうやら息子さんと思われる(それでも30代半ばくらいの)男性が、先日の初老の男性とともにチケットを売っていた。私がチケットを購入するとすごく嬉しそうな顔をしていた。本当、地域に必要なのは、こういう孤独な大人がぶらっと入れる映画館なんだよなと、高知がうらやましくなる。

 遅くなった昼飯を前に入った喫茶Monaで食べようと向かうが、なんてこった今日は休み。残念。
 ぶらぶらすると、雰囲気のよさそうな居酒屋が。ランチメニューにとんかつがあったので、入ってみる。店内には2人ほどがカウンターでランチを食べている。テーブルに座るが、カウンターのお客さんが帰ったため、私もカウンターで食べることに。この「こんこてい」の店員さん(おかみ?)と食後しばらく話をする。土佐弁の話や、土佐の人が本当に酒に強いエピソードの話、周りの観光地の話など。久しぶりに人と会話できたぜえってな気分。そしていつの間にかカウンターの女性も話に加わる。どうやら店員さんだった模様。
 しばらく話してそろそろ夜の準備があるからとお勘定になる。また来ますと言って外へ。15時か、バスには17時くらいに乗るとして、あと2時間もあるよ。そしてまた図書館へ。
 図書館には漫画もある。なんでもある。バカボンドもあるので、10冊くらいをまとめ読み。すぐに時間がたち、いよいよ高知空港へ。長い旅だった。空港では、雨の影響で出発が遅れている云々のアナウンスが。自分の便ではなかったため、ほっとする。

 いよいよ出発の便に搭乗し、羽田空港へ。帰りは雨でかつ夜のため、窓からの景色が全く見えないが、ビートルズをエンドレスループで聞きながら1時間を過ごす。

 無事帰ってきてみれば道中のことなど忘れ、ほっと一息つくのであった。

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