手帳手記_20191225_水_2

 昔のノートに、「目的地の決まっていない舟の行先は一つしかない。すなわち転覆だ」と書いたことがある。
 しかし、今はこう思う。
 「たとえ目的地が決まっていなくても。まがりなりにも、陸地から次の陸地へ航海する術を身に着け、たとえ舟には一人だとしても、その陸地から新しい陸地への航海を楽しむことができるのなら、それは目的地が決まっていなくても悪くない旅なのではないか」ということだ。

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