手帳手記_20200609_火_トリトメのない話2020

 久々にJETSTREAMで書いている平日の昼14:17だ。


 連日の在宅ワークでやる気が底をついている。
 アダルト断ちも、ついに4週目に入り、ついに禁断症状が出始めた。刺激物がノドから手が出るほど欲しくてたまらない。それのことばかり考えてしまう。ヤレヤレ、完全に十数年分のツケだな。


 ただ、まがりなりにも久しぶりにここまで来たのだから、どうせなら次のステージまで進みたいのが人情だ。
 だが、これまでの経験上、「ただ我慢する戦法」では先に進めないことは明白だ。何か手を考えないと。何か、別の手を。(あるいは、こうやって毎日書くのも、手の一つかもしれない)


 村上春樹はエッセイの中で必ず禁煙できる方法というものを書いている。
  ①3週間仕事をやらない
  ②言いたいことを言う
  ③食べたいものを食べる
 というものだ。これが満たせれば、彼は必ず禁煙できるという。
 はたまた残念なことに、俺がやりたいのは、アダルトなものを見ないで一生を過ごすことじゃない。
 その代わりの何かを欲してるんだな。
 そして、その代わりがすぐに手に入らないから、元の状態に戻ろうとしてしまうんだな。


 そんな虫の良い話はなく、今の自分にできることは、代わりを求めず、ただ、いつもの日常から、アダルトなものが引き算されたこの状態を当たり前のものとして受け入れることだ。
 この足りていない状態が当たり前だと。

 これはかなりしんどい。
 なぜなら、今まで当たり前にあって、今でも手を伸ばせば届くところにあるものを、無いものとして扱わないといけないからだ。これはしんどい。何でこんなしんどいことしなきゃならんのだと思うほどしんどい。これは、いよいよだ。
 3週間前まで、アダルトなものを止めることが目的だったのが、4週目になって、その目的の意味を考え始めるからだ。
 しかし、その目的の意味はと言うと、「何が良いことが起こると思うから」という完全なフィーリングであって、明確な意味はなく、ましてや、今に至ってはそのフィーリングも感じられないのだ。


 そうすると、これから先、何か別の、当初のフィーリング以外の意味を見つけなくてはならん。俗に言う、動機付けというやつが。
ただ、何にもまして、フィーリング以上に意味のあるもの、モチベーションとなるものも少ない。

 フィーリングこそが、この3週間を続けさせていることを忘れてはならない。

 「~すれば良いことが起こりそうな気がする」
 そんなフィーリングを見つける、感知する他ないな。

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