「ある勝負の日」

のら猫が一匹、 走り去って行った。
ドアが見え始めたぞ、 久しぶりに例のあのドアが。
一歩、先へ 一歩、先へ。未知へ。 YUKI、サンキュー、 少し笑えたぜ!
さて、近状を。 例のあの人の魅力は大したモンだよ。 本当に。 なんての
かな、 彼女が視界に入っただけで、 髪や、なんかを見てしまっただけで、
後ろ姿を見てしまっただけで、 どうしようもなくなっちまうんだから。 いや、
わかってるからなんも言うな。 俺だって自分の状態くらいわかってんだよ。
彼女より、 魅力的な人は居るさ、必ず。 と、自分に言い聞かせて、
気付いた。 その、彼女より魅力的な人が居たとして、 その人と付き合うには
少なくとも、彼女以上に魅力的な自分に成ってなくちゃならないんじゃ
ネーカ? って。 オイオイ。だよ。全く。 彼女に完全、スコックで
負かされてんのに、彼女以上だって?! 冗談キツイよ。 ってかんじに
なった。 しかし、だな、 読みずらくてゴメンなさい。 しかし、だな、
彼女は俺の2歳年上なのさ。 なのさ。 いやー。 ホッとしたよ。
2年の差があるってことに。 2年ありゃまだ 勝負はわからんよ?
今は完敗だけど、 2年後には追い越してやる。
って本気で思ってる 深刻な顔になりそうになりながら。
こんな、 ネバっこい、 へヴィなこと 考えたくないよ、本当は、
しかし、それほど彼女の引力はスゴイ。 無視できないんだよ。 この俺が。
それどころか、骨抜きだよ。 結論抜きになっちゃった。 Thank you for Reading。
―9/25(木)

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