ひからびたソーセージ 誰かが踏みつぶして歩いてった
彼は木陰からそれを見ている 何かが始まるのを
ただ待っている
広い地平線の見える場所へ辿り着いて何を思う
星空に囲まれて何を思う
自分もいつか死に絶えた時、無に帰することができると
そう思うが
彼は一歩踏み出して歩き始めた ポケットに手をつっこみながら
空気が動いている 車が通り過ぎる 何も起きはしない
花は当たり前の様に咲いていて 誰も気にも留めない豊かさを
もっと笑い合おう ずっとずっと
オレンジ色の花
夢に見てる 心に花が咲くときを
彼は歩き続けた ゆっくりと 歌いだしたくなる気分で
雨の日も 雪の日も 晴れの日も どんな日も
風が吹く そんな時を待っていた
何もかも土に帰り 生き物は循環を繰り返す
そしてまた繰り返す そんなことを考えて
流れは穏やかに続く 止まっては進むの繰り返しで
―1/4(月)