「長い話」

この何も感じない無味無臭の毎日が、どこかにつながっていてくれると良い
んだが。
一つしかないドアか。別の世界に通じる一つしか無い唯一のドアか。
今現在のモンダイは、だな。その世界。自分が行きたいのがどこかってのがわかってない
ことだな。
イギリス。ってそういう話じゃあない。んだな。山。とか、それも違う。つまり
月曜日の朝十時にはどこに居て、夜六時まで何をしてて、金曜日まで何して
て、そいで、どうやってオマンマ食べてくか、お金を口座に振り込んでもらって
この資本主義経済の中で生きていきたいかって理想のコトだな。トホホ下の住人
がまた天井を叩き始めた。
今必要なのは、満たされた気持ち。いや、これは欲しいものだな。満たされ
たい。お湯を心に注ぎ込まれる様に。満たされたい。暖かい日差しの中で眠
りにつく様に。満たされたい。おもしろいラジオを聴く様に。この一人の夜が
そこにつながってんのかな。一つしかないドアね。誰も一度も通ったことのない、
しかも、まだ鍵がかかってる。重い鉄の扉の。そんなドアだね。通りたいとも思
わないし。通り抜ける意味も、力も無い。何が楽しくて毎日を生きている?
されたっ甘のこうまちっ思とかいなゃじ楽が方だん死とこのそっい。
誰か俺のスイッチを切ってくれ。もう考えなくても良い様に。何のために生きてんだ?
下の住人に天井を叩かれるために生きてるのか?何のために生きてるんだ
ろう。無意味な毎日を消費してもう歩く力も意志もない。
そして僕は他人も必要としていないんだ。今必要なのはイメージ。生き
たいと思える未来のイメージなんだ。素晴らしいイメージなんだ。未来の。
小学生の頃みたいに。毎日、心のままに。自由に生きたい。そうやって生きたい。大人なり
の小学生みたいな生き方。あるはずだ。大人なりの子どもの生き方が。
大人なりの自由な生き方があるはずだ。そいつを見つけよう。
そいで、大人の楽しみも味わおう。彼女とホテルに行く様な。
一緒に部屋の点検をする様な。 はしゃぐ彼女は大好きだったな。
必ず一緒にお風呂に入りたがったな。
今も心の一部は彼女にあげたままだ。それでも良い。好きな女には
心を差し出せよ。心臓をくれてやれ。大丈夫。また再生するんだから ―1/25(日)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください