手帳手記_20181126_月_映画の話をしよう

 毎日に味わいや豊かさを取り戻そうと思って書いている帰りの電車の中だ。
 最近観た映画の話を一つ。
 「噂のモーガン夫妻」というヒューグラントが主演しているドラマだ。
名作ってのはそうそうない。当たり前だけど。それは音楽でもそうだけど、やはり大勢の人とは違うセンスや感覚みたいな天性のものが作り手側に必要となるからだ。
 その点において、この作品は名作とは言えない。画期的なストーリー展開がある訳ではないし出演者が特別魅力的な訳でもない。
 だが、魅力のある映画だという点については言えると思う。
 それはすなわち、作り手側のこだわりがかいま見えるからだ。
 作り手が途中で投げ出してしまっている作品ってのは、観る側もわかるものだ。この作品は逆に、作り手側のこだわりによって見る側が惹きつけられる。久々のヒットだった。

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