6/12(月)「トリトメのない話ソノ7」
駅内の売店が閉まっており、
夕刊が買えず、文庫本も持ってくるのも
忘れ、ああ、無味乾燥だと分かっているiPhone
を取り出すのも嫌なので、まさかとは思うかもしれ
ないが、手帳に書いている帰りの電車だ。
こうやってたまに車内を見わたして決まって思うことは
本当に、皆、everyone、が、スマートフォンを見つめて
いるナァということだ。そして次に思うことは、一体、
昔は、昔の人は、この時間を、何をして過ごし
ていたのかということだ。そして次に思うことは、
ああ、こんなに昔は、車内に居る、滞在する
時間が、無かった、もしくは、ごく少数の
人のみが、1時間、2時間も電車に乗っていた
のではないかということだ。
そこから思うことは、だな、一番良いのは、電車に乗らなく
ても良い通勤、もしくは10~20分くらいの
通勤時間が一番良いのだなという
話だな。