ねむれない夜に 一人を味わってる その瞬間
静かな部屋には薄暗い空気 明日へ続いてる
一文字 一音 その先へ続ける つながる
夢中を味わってる その瞬間
息をひそめる暖かい部屋 濃い霧の見詰めるその先を
ひき伸ばされた時間 ゆっくりと伸びていく その先へ
ねむれない夜に一人を味わってる 底の様な場所で
ひっそりと歩く濃い靄の中を 何かに触れたような気になった
その瞬間を味わった その瞬間
ひき伸ばされた時間 触れられそうな また始まる濃い闇が
見えない 見ようとするその先を
ゆっくりと歩く ゆっくりと手さぐりする 何かに触れた様
な気になる まだ見えない
見つめ続ける 見えなくてもその先を
ねむりそうな夜に 一人を味わってる その瞬間
向こうへ行こう 霧の向こうへ 横たわる身体
ゆっくりと目を閉じた それでも見えそうな気がするその先が
夢中を味わってた
その先へ―2/26(木)